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壁
経理を担当しているので少しの知識はあったのですが、周りから色々聞かれるので知識の再確認も含めて書いていきいます。
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年収の壁とは
103万円の壁=所得税
所得税が課税される壁
103万円の壁は所得税に関する壁です。
どういうものかというと、所得税は収入から控除ををひいた額が103万を超えるまでは発生しません。103万円とは基礎控除と給与所得控除を合わせた金額。
年収がこれを超えると所得税が発生します。
学生の場合、親の扶養内の場合が多いので、アルバイトでも収入が年収103万円以上になった場合、親の所得税の控除から外れ、親の所得税が増えるなど、影響することがあり注意が必要です。
パートなどで働く場合、2018年に制度変更され、配偶者への控除の“壁”が103万円から150万円に引き上げられています。
106万円の壁と150万円の壁=社会保険
・106万円の壁 2024年11月現在
社会保険の扶養から外れる壁
社会保険に関しては働く会社の規模などによって変わりますが、
一般的ににパート・アルバイトで働く人が、106万円や130万円を超えると原則として配偶者の扶養を外れて、社会保険料に加入するというもの。
これは、パート・アルバイトで働く人も社会保険・厚生年金に加入できれば保証が厚くなるようにというものです。
なぜ壁なのか?
なぜなら社会保険・厚生年金は高い!
105万円まで社会保険料がかからないので、これを超えると社会保険料がかかり出し収入が減ってしまいます。
従業員51人以上の企業などで働く人はこの106万円の壁の対象者になります。
(以前は従業員101人以上の企業で働く人でしたが、2024年10月から51人以上に変わりました)
・年収が106万円(月額賃金8万8000円)
・週の労働時間が20時間以上
この条件を超えると配偶者の扶養から外れ、厚生年金や健康保険の保険料の支払いが発生します。
この条件に当てはまった場合だいたい年収125万円まで働くと手取り収入が戻ります。残業代や休日手当などを除いた所定内賃金が月額8万8000円以上が適用の基準のため、それを超えなければ就業調整を行う必要ないです。
130万円の壁=社会保険 2024年11月現在
社会保険の扶養を外れる壁
106万円は従業員数が51人以上の企業で働く人への壁でしたが、130万円の壁は従業員が50人以下の企業などで働く人への壁です。
従業員が50人以下の企業で働く人も年収が130万円を超えると扶養を外れ、年金や健康保険の保険料の支払いが発生します。残業代や休日手当、不動産収入など、すべての収入を基準に判断されます。
150万円の壁=所得税 対象:配偶者を扶養している人
配偶者の税金控除が減る壁
150万円の壁はで配偶者の控除額が減額する壁です。
配偶者がいると配偶者特別控除が満額38万円が受けられます。
配偶者特別控除とは、扶養者が納める所得税を被扶養者の所得金額に応じて減らす税制上の優遇制度です。
配偶者特別控除を満額受ける条件は以下の通り
・被扶養者である人の年収が150万円を超えない
・扶養者の所得が900万円以下
(自営の場合は収入から経費を引いた額、会社員は給与収入1095万円以下)
扶養者の所得が増えると控除額が段階的に減額となります。
201万円の壁=所得税
配偶者の税金控除が受けられなくなる壁
年収が201.6万円以上になると、配偶者特別控除も受けられなくなります。
以上、壁の内容でしたが本日2024年11月9日現在、Yahoo!ニュースでは
厚生労働省は、会社員に扶養されるパートら短時間労働者が厚生年金に加入する年収要件(106万円以上)を撤廃する方向で最終調整に入った。
勤務先の従業員数を51人以上とする企業規模の要件もなくす。週の労働時間が20時間以上あれば、年収を問わず加入することになる。老後の給付を手厚くする狙いだが、保険料負担が生じる。厚生年金の年収要件は「106万円の壁」と呼ばれ、保険料負担を避けるため働く時間を抑制する要因ともされてきた。関係者が7日明らかにした。
とありまして、社会保険への加入の壁が撤廃されるようです。
社会の動向として表向きは非正規雇用者まで社会保険を!とこの制度にしたのでしょうが、こう社会保険料が高くなっては保険料集めと感じる方も多いでしょうし、なによりも物価高騰で手取りが減るのは、大問題です。
もしもの保険、将来の年金よりも今現在の問題ですものね。
しかも、忘れてはいけないのは社会保険は会社側も支払っているということです。
雇用者は忘れがちですが、同じ額を会社が負担しています。
株価ばかり上がっていますが、景気が良くならない日本。
そんな中で多くの中小企業の負担にもなっているのです。
2024年の倒産件数も、恐ろしい・・・
このままでは大企業しか働く場所が無くなってしまうのではないか!?と思ってしまうくらいです・・・
この壁が撤廃されることで、中所企業の負担も減ってこれ以上倒産する企業が増えないと良いなと思います。
あ、なんか今日すごく うふふ
すぼらっぽくないお話ができました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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